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題名:内なるこころ
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1647の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 少しずつ、大きな牛に向かう闘牛士のようにあゆみを進め(No.1647)、右足の激痛に耐えながらも、僕の中のアドレナリンはいつしかピーク(造語:アドレン・ピーク)に達していた。そこから、不思議とその痛みが消え始めた(アドレナリンに『鎮痛作用』があり痛みが軽減されることが分かりましたね。ではなぜアドレナリンが痛みに働いているのでしょうか。それはアドレナリンが神経そのものを『麻痺』させることで、痛みを軽減せているためです1))。そうしてもたらされたアドレン・ピークは、幻の聴のように、内なるこころ(The Heart Within)に、耳を羽ばたたせることになった。Julienne Taylorが、その内なるこころ(The Heart Within)のアルバムの中で、Forbidden Coloursをカバーしていたからだった…。

Here am I, a lifetime away from カツオくん (カツオくんと一生距てられた私がここにいる)
The blood of Christ, or the beat of my heart (キリストの血か、それとも私の心臓の鼓動?)
My love wears forbidden colours (私の愛は禁じられた色彩を帯びる)
My life believes (私の生は(もういちどカツオくんを)信じる)

 MUSIC BY RYUICHI SAKAMOTO(図)。あのメロディが響いている。あのメロディが。この歌詞での私とは、(琉花、それとも晴美さん?)。

(読者さま:あかんなー、これ。びゅーびゅーと風吹かしたろーか?)

 急に風雪が吹き始め、周り一面が真っ白となった。ホワイトアウトだ。この状態で動くのはかなり危険だった。酷評の風雪が当分やみそうもない。

図 Merry Christmas Mr. Lawrence2)

(やれやれ。読者さまの機嫌には困ったものだ…)

(読者さま:反発しよったで、こいつ。これがこいつの内なるこころ(The Heart Within)か?)

 僕は、ザックからスコップを取りだして、急いで雪洞を掘り、その中に身を横たえた。そして、ツエルトで入口を塞いで、マットを雪洞内に敷いた。これで、当分の間は酷評の風雪もしのげる。今晩はここでじっとしているしかなさそうであった。クッカー(ドイツ語でコッヘル)に雪を押し込んで、バーナーに火をつけ、ラーメンを作る。右足を見てみると、骨は折れてはいないようであった。たぶんこれなら、明日は大丈夫だろう。きっと愛の頂きまで登攀することができるはず。

1) https://marukochallenge.com/542/ (閲覧2020.3.2)
2) https://artrockstore.com/products/ryuichi-sakamoto-merry-christmas-mr-lawrence-soundtrack-album (閲覧2020.3.2)



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