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題名:ライフスパンにおけるフィボナッチ数列
報告者:ダレナン

 人の人生における時間は限られている。光陰矢の如しとは、中国の唐代中期に活躍した詩人・李益による言葉とされるが1)、そのことわざが示すように、月日の過ぎるのは、矢が飛んで行くようにはやい。
 一方、現在の矢を仮に時間を測る機械と仮定すると、その代表であるデジタルのストップウォッチの画面で、その表示窓には、何時何分何秒と記載してあるのは、ほとんどの方がご存知であろう。しかしながら、この何秒の2桁の〇〇の後ろの〇にあたる部分は、たぶんに0~9の繰り返しであることは分かるも、時間を測っている最中の、この後ろの〇を判別できる人は、ほとんどいないと思われる。まさに、光陰0~9の繰り返しの如し、まったく数字が見えない。もし、仮に、この後ろの〇にあわせて世界が動いているのを観察できる人がいれば、自分の周りの空間が如何に早く動いているのかが分かっているのかもしれない。しかしながら、この後ろの〇も離散化された0~9までの数字であり、完全な連続ではない。空間であれば、その人が観察できる空間は、カクカクと動くデジタルな空間となる。カクカクでもシカジカで、0~9の繰り返しの末に、人のライフスパンは終了する。
 そのライフスパンにおいて、12という数字は

表 フィボナッチ年齢とライフスパンイベント

特別な意味合いを持つことを、報告書のNo.558で示した。そこでは、人のライフロジックは12年でひと巡りするサイクルがある可能性を示した。ここでは、主眼を変え、フィボナッチ数列をライフスパンで示すとどうなるのかについて検討したい。
 フィボナッチ数列は、中世のイタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチが示した自然界の偉大なる数列であるが(報告書のNo.343も参照)、自然界に生きし人もこの数列には無関係ではないであろう。例えば、指5本の5は、まさにフィボナッチ数の一つである。そこで、フィボナッチ数列を年齢に置き換え、フィボナッチ年齢として、その年齢におけるイベントを記載し、その横にフィボナッチ年齢における黄金比を示したのが表となる。これに加えて、フィボナッチ年齢を横軸に、縦軸に比とした図を示す。図からフィボナッチ年齢が黄金比のφ=1.6180339…(赤線)に収束するのが、表からは、チンパンジーを超え、ティーンエイジャーに突入するあたりであることが、非

図 フィボナッチ年齢と黄金比

常に興味深い現象かもしれない。その後は、もしかするとφに近づくだけの惰性的ライフスパンかもしれない。

1) http://www.kokin.rr-livelife.net/koto/koto_ko/koto_ko_2.html (閲覧2017.9.15)

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