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題名:底なし沼の正体
報告者:トシ

 底なし沼は、その名の通り底なしかといえば、そこには、そこそこ底がある。文献1)によれば、以前のTV番組において底なし沼と言われている沼を検証した結果、2m37cmという深さであることが判明した。その沼は、北海道の稚内から西海岸へと抜ける山道を登りきった丘にある竜神沼と呼ばれる沼であるが2)、地域の方によれば、「竜神沼の底は30km以上はなれた利尻島の姫沼までつながっている」1)とのうわさもあったようである。しかしながら、意外に底は浅かった。さらに、長野県の県境にあった多くの人命を奪った沼も、底なし沼と呼ばれていたが、そこも測ってみると、4mほどであった3)。このことから、本当に底のない底なし沼は存在しないこととなる。しかしながら、底なし沼の特徴は、泉質ならぬ、沼質とも呼べるような特徴があり、専門的には「流砂」と呼ばれる現象が存在する。その「流砂」は、もろい地盤に圧力がかかり崩壊すると同時に、疑塑性流体の特性から、振動が加わると流動性が増し、もがけばもがくほど沈み込んで行く現象になる1), 4)。そして、もがいた挙句、砂に呑み込まれる以上に力尽き、結局は流砂の中から抜け出せなくなり、立ち往生する4)。例え、2m47cmの深さであっても、埋没することとなる。図の状態になると、もはや自力では這いあがることができない。
 疑塑性流体の特性については、塗料での説明を見ると、掻き混ぜると塗料の粘度が低くなる値(降伏値)以上で、ニュートン流体を示さず、粘度が剪断応力(掻き混ぜる力など)の増加とともに減少する傾向の液体とされ、水性塗料やエマルション塗料に見られる粘度性質とされる6)。難しい説明のため、理解することが困難であるが、要はもがけばもがくほど(掻き混ぜる)、沼の粘り気(粘度)が減少することは間違いない。そこで、これのよく分かる例として調べ

図 底なし沼のイメージ5)

ると、ニュートン流体は、ずり速度(剪断速度)により粘度が変わらない流体とある一方、疑塑性流体は、ボールペンの芯で見たてることができる。ボールペンの芯の中では、流動小でドロッとして垂れないことから、粘度大である。それがボールを動かすことで流動大となり、インキが流れて粘度小となってさらさらかける7)。すなわち、人がころころと転がる(もがく)ことで、インク(沼)はさらさらとなって、どんどんと底に引きずり込む(書ける)。やがてその人の体力がなくなることで(インク?書き手の気持ち?がなくなる)、沼の底に人が沈み込んでしまう(ボールペンの廃棄?筆を折る?)。これが底なし沼の正体である。
 ただし、債務者(借金を抱えている人)が、借金を借金で返す無間地獄があり、その地獄では足掻くほど泥沼に沈んでゆく。こちらの「底なし沼」は、底がない。人が廃棄されるまで、債権者が取り立てに来る。

1) http://hirahirajunjun.com/bottomless-swamp-depth/ (閲覧2018.1.23)
2) https://oshiete.goo.ne.jp/qa/927141.html (閲覧2018.1.23)
3) http://densetsunavi.com/archives/6664 (閲覧2018.1.23)
4) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%81%E7%A0%82 (閲覧2018.1.23)
5) http://yosenoe.at.webry.info/200902/article_28.html (閲覧2018.1.23)
6) http://www.toryo-yougosyu.com/kashiramoji/ka/0832.html (閲覧2018.1.23)
7) http://www.mohno-pump.co.jp/learning/manabiya/c2b.html (閲覧2018.1.23)

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