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題名:白玉粉自体の作り方
報告者:エコノ

 本報告書は、基本的にNo.811の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先の報告書ではつぶあんとこしあん、さらにさらしあんと3種類のあんこについて調べた。そのあんこの組み合わせとしてベストマッチングの一つに白玉粉がある。
 白玉粉はボールか何かの入れ物に入れ、適量に水を加え、耳たぶほどの固さになったところで、団子状にまるめ、それをお湯に入れる。すると、最初は沈んでいた白玉の団子が、ある時を境にお湯内で浮かぶ。その時を持ってすくい上げ、先のあんこを茹であがった白玉の団子にかける。完全なる和菓子の誕生の瞬間である。
 そのようにして単純に団子ができるのが、白玉粉の利点である。白玉の団子の作り方も、簡単に感嘆できることから、子供との和菓子作りでも重宝する。しかしながら、如何にしてこの白玉粉が発明されたのであろうか。これは意外と知らない知識でもある。今は、店頭に並ぶ「玉三白玉粉」などを購入して、先の方法で団子を作れるも、白玉粉自体を作ることはほとんど知らない。そこで、「玉三白玉粉」を製造している川光物産のHP1)から、白玉粉自体の作り方について学びたい。
 川光物産のHPには、白玉粉の工場の中を見学できるアニメーションが用意されている2)。それによると、白玉粉の原料はもち米であり、その工程は機械の種類によって大きく13工程に区分されている。①精米機、②配合、③洗米、③浸漬装置(もち米をやわらかくするために約15時間、水に浸す)、⑤水挽き機(柔らかくなったもち米を水を流しながら細かくすり潰して乳液にする)、⑥振動ぶるい機(乳液に含まれる不純物を取り除く)、⑦圧力タンク(乳液に圧力をかけて、フィルタープレスに送り込む)、⑧フィルタープレス(布と布の間に約5気圧に加圧した乳液を流し込み、圧力をかけて脱水し、ブロック状にする)、⑨裁断機(ブロック状のケーキを白玉粉の形に裁断する)、⑩流動乾燥機(裁断した白玉粉を熱風で乾燥させる)、⑪製品タンク(乾燥させた白玉粉を一時的にためる)、⑫自動計量機(製品タンクの中の白玉粉を袋に詰められるよう計量する)、⑬自動包装機である2)。この中でも乳液にする、プレスするなどはかなり家庭では難しい工程であり、逆に言えば、白玉粉の団子を作る際の簡単な感嘆を得られるのは、これらの工程によるところが大きいのであろう。ちなみに、工場の中を見学できるアニメーションの他にも、白玉粉の歴史が、「白玉忍者のたまにん」によって紹介されている。ここでは、最後のまとめに相当する場面を図に示す。白玉粉の歴史自体は非常に古く、室町時代からあるが、図にもあるようにかつては大名の和菓子として珍重されていた。今の時代、ありがたいことである。

図 「白玉忍者のたまにん」による白玉ひとことメモ3)

1) http://www.kawamitsu.co.jp/ (閲覧2018.5.28)
2) http://www.kawamitsu.co.jp/movie/factory/ (閲覧2018.5.28)
3) http://www.kawamitsu.co.jp/movie/story/ (閲覧2018.5.28)



…「玉三白玉粉」の品への案内は、こちらになります。


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