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題名:ホモ・エロティクスなる進化への示唆
報告者:ナンカイン

 人類はいくつかの段階を経て、ヒトから人(ホモ・サピエンス)へと至った。例えば、人類の太古の祖先、チンパンジー、ゴリラ、あるいは、オラウータンなどに分岐する前に、ヒトと共通の祖先がいたことは、多くの人が知ることでもある。そのため、今では、通常の自然的な進化の流れでは、サルがこの先、成長したからといって、ヒトから人へと生まれ変わることは、まずない。ただし、近年では、DNA操作に基づく科学的な発展も手伝って、中国での昆明動物研究所による研究グループが、人間の脳の発達に関わる遺伝子をサルに移植することで認知機能を向上させたニュースも飛び出た1)。その内容は、ヒトの脳の発達の特徴を備え、その重要な役割を持つマイクロセファリン(MCPH1)遺伝子の複製をアカゲザルに導入し、11匹を誕生させたというものである2)。結果、被験体のサルは、野生のサルと比較した場合、短期記憶の能力が上がったとされる2)。むろん倫理的には疑問視され、映画「猿の惑星」にも例えられている2)。その論文が、文献3)にあるので、興味のある方はそちらを見ていただきたい。さらには、これらの研究の主導した宿兵博士によれば、ホモ属となる前のアウストラロピテクスがアフリカのサバンナにいたであろう初期のヒトにおいて、この時の約200万年前に生まれたDNA変異体である別のヒト特有の遺伝子(SRGAP2C)も移植したサルに繁殖させることも計画されている4), 5))。もはや遺伝子操作は、単純な倫理的な問題だけでは片づけられない危険性を産み出している。この先、異常なほど知能が進化したサルが、地球に繁栄しないことを祈るばかりである。映画「猿の惑星」までの状態まで進むには、やはり今でも多少の疑問符はあれども、実験が続けられると自然の摂理が破壊されることにもなりかねないであろう。恐ろしい世界である。
 一方、自然の摂理に沿って進化した人ならば、アウストラロピテクス属から、ホモ属へと進化し、ホモ・サピエンスへと至ることで、今の繁栄を築いた。その裏には、報告書のNo.405でも示したように、パンツをはき、そのパンツから人へと目覚めた(のかもしれない)。その、おパンツがないと、ヒトの生殖器があらわとなり、そこにはエロス(生)が生じる。そして、そのエロス(生)は同時にタナトス(死)も生じさせる。エロス(生)がカードでいう表面であれば、その裏面がタナトス(死)となり、その両面ともまさに本能に付着している6)。言うなれば、人は、そのカードの裏面を恐れ、常に表面を引き出したいがために、ホモ・サピエンスならぬ、ホモ・エロティクス(Homo Eroticus)でもあったのかもしれない。学説的ではないが、映画「ホモ・エロティクス(邦題: 黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦)」のポスターを見ると、ファッションの象徴としてネクタイ、エロスの象徴としてパンツになる可能性が、ふと示唆された。

図 映画「ホモ・エロティクス」7)

1) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190413-35135707-cnn-int (閲覧2019.4.15)
2) https://www.afpbb.com/articles/-/3220530 (閲覧2019.4.15)
3) Lei Shi, et al.: Transgenic rhesus monkeys carrying the human MCPH1 gene copies show human-like neoteny of brain development. National Science Review, nwz043, https://doi.org/10.1093/nsr/nwz043, 2019.
4) https://okuranagaimo.blogspot.com/2019/04/blog-post_13.html (閲覧2019.4.15)
5) https://www.epochtimes.jp/2019/04/41997.html (閲覧2019.4.15)
6) https://1000ya.isis.ne.jp/1289.html (閲覧2019.4.15)
7) https://www.imdb.com/title/tt0067212/mediaviewer/rm4046855168 (閲覧2019.4.15)



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