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題名:新しいタイプの球形入浴剤がもたらす新・心理的な効果
報告者:トシ

 浴槽にたっぷりのお湯をためて入浴することは、一日の疲れをいやす。それと同時に、心理的にも効果が高い。株式会社バスクリン(以前の津村順天堂)によれば、入浴によって、次の3つの効果がある1)。

①あたたまって疲れが取れる効果:温熱作用による
②全身の血行が良くなる:水圧作用による
③気分がリラックスする:浮力作用による

である。そのいずれの効果ともに、心身ともによい影響を与えていることが分かる。さらに、そこに、バスクリンなどの入浴剤を入れることは、それらを促進する効果も生じさせる。株式会社バスクリン広報で、お風呂博士でもある石川泰弘博士2)によれば、炭酸ガス系の入浴剤で強いものは、ぬるま湯でもじんわりとカラダの芯から暖め、CO2の濃度によって血流がよくなることを述べている。さらに、入浴剤には香りもあり、「バスクリン ゆずの香り」を入れたお湯につかったときの方が、何も香らないさら湯に入ったときよりもリラックスするというデータも存在する3)。そのため、筆者とて日々の入浴に対してプロ意識ならぬ、フロ意識も高くなるのは、やぶさかでない(報告書のNo.421も参照)。
 一方、そのような入浴剤の効果もあり、世間的にもフロ意識は随分と高まっているような気がする。それは、店頭における入浴剤の種類からも了解できる。かつては、六一〇ハップ(むとうはっぷ:武藤鉦製薬が販売していた入浴剤4))しか入浴剤が存在しない時代もあったものの、バスクリンが世に出て以来、徐々に家庭フロにも入浴剤が浸透し、今では株式会社バスクリン以外でも入浴剤を製造している会社も増えた。入浴剤の形態に関しても、粉状から、液状、球形の固体状と様々に存在する。その中でも、今回注目したいのは、白元アースの「HERS バスラボ うるおいボール」である。「HERS バスラボ うるおいボール」のパッケージを図に示す。図を見て分かるが、球形であることは理解できる。しかしながら、従来の球形の固体状である入浴剤は、そのほとんどが炭酸ガスのものか、中には、おもちゃも入っているギミックはあっても、それも炭酸ガスを主体とする入浴剤であった。これに対して、この入浴剤はゼラチン様の球形の中に、オイルが封入さ

図 HERS バスラボ うるおいボール5)

れており、フロ内に入れると、徐々にそのゼラチン用球形が溶けだしながら、中のオイルがフロ内に流れ出ると、一挙に…、となる。それはみごとな化学反応でもあり、感心するといった”うぉー的な”新・心理的な効果も生じさせる。そこで、ぜひこの入浴剤の開発者にはお礼を言いたい。楽しいフロ、ありがとうございます。

1) https://www.bathclin.co.jp/happybath/入浴の効果/ (閲覧2018.3.26)
2) https://www.bathclin.co.jp/happybath/「入浴剤って本当に効果あるんですか?」/ (閲覧2018.3.26)
3) https://www.bathclin.co.jp/happybath/好きな香りで楽しいお風呂を/ (閲覧2018.3.26)
4) https://ja.wikipedia.org/wiki/六一〇ハップ(閲覧2018.3.26)
5) https://item.rakuten.co.jp/rcmdbe/ho-4901559226117/ (閲覧2018.3.26)

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