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題名:タラッタラッタラッタウッサギーのダンス
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.2130の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 脚本や筋書きの全てを牛耳っている夏目を中心として、彼がほぼ映画監督状態で僕たちの映画の撮影が始まった。タイミングよくこの時期にHDV規格が制定され、多くの高画質の民生用ビデオカメラが市場に出回った。僕はその中のSONY社のカメラを手に撮影を行った。
 オーディションで僕たちの目にかなった大貫沙耶は、オーディションで見た衣装とは異なってかなり簡素ないでたちで出現した。ある意味、脚本通りの設定で来たわけであったが、それが妙に儚げで、それでいてオーディションとは全く違う印象を僕たちにもたらしたことが実感できた。同じ気持ちで、夏目は僕に静かに耳打ちした。
{彼女は見た通り、他の子とは全然違った。この時点で僕たちの次に撮る映画は成功したようなもんだな}
 僕はその言葉に強く頷いた。
 撮影に際しては何が必要になるか分からない。だから、僕は大貫沙耶のすべてを撮る。後で必要な映像を探し出し、運よく見つけたらそこをカットして使う。そのために僕はこの撮影で2つのルールを課していた。
”ルール1:必要以上に撮影しろ”、“ルール2:消去するな”、である。
それを映画「野生人間 獣に育てられた子どもたち」から学んだ。

 「おいおい、年代が違う」…ってか?

 何、「HDV規格は2004か2005年ぐらい…」。で、「「野生人間 獣に育てられた子どもたち」は、2018年…では」ってか?

 そこはほっておいてくれ。ここでの執筆の世界において、神様は俺なんだ。俺様、カルロス・タミヤ・アル・ロドリゲスが創作する唯一の心の世界なんだ。

 えっ、「でも、今は、田宮平十郎っというキャラじゃなかったの…?」ってか?

 ちっ、こまけーことにいちいち文句ゆう奴だな。貴様って。うるせーわ。ほんに。うるせーわ、貴様は。

 ふっ、読者の皆々様、ちょいと奇妙に入り組んだ私情が入ってしまって、すいやせん。今日一日、いろいろなことがあったので、たぶん疲れているのです…。すいやせん、読者の皆々様。

 その精神状態は「なぁ、お兄ちゃん。チャカとだんびらどっちが強いと思う?」と言いたい気分でして、俺はだんびら、決して茶化すことのないだんびらを選びたいんや。それが極道ちゅうもんやろ、ってな感じでして…、タラッタラッタラッタウッサギーのダンス…で切り込む。えっ、「なんかストーリーの次元が違う何かが、」って言わんどいてください、姐さん兄さん。そんなこと、じゅうじゅう、わかっておりやす。



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