.

題名:チョコバナナ演劇論
報告者:ちょろりん

 この世の中には、フルーツが沢山あり、かつ、フルーツハンターなる人も存在する(報告書のNo.362も参照)。そして、日々のフルーツの開拓、交配によって新たなフルーツが市場に並び、フルーツ界が活気づく。
 日本におけるフルーツの摂取量は、諸外国に比較すると、かなり少なめではある(報告書のNo.362)。それでも、近年は店頭に並ぶフルーツの品数も多くなったように感じる。例えば、世界のヘンテコフルーツとして文献1)では12種類選ばれており、その中でもかつてのキワモノフルーツとしての代表格でもあったドリアンは、今では店頭で見かけることすらある。さらには、友桝飲料からは「ドリアンサイダー」なるものの売られ、一般的にドリアンといえども、もはやフルーツへの認識度が高まったことが推測される。
 フルーツの中でも、りんご、いちご、オレンジなどの柑橘系、バナナ、アボガドなどは今では季節に関係なく店頭でよく見かける。かつては、りんご、ぶどう、みかんぐらいがフルーツの代表であり、それ以外はあまり店頭でなかったが、もはや時代の流れではあろう。そのため、先に述べたように日本でのフルーツの消費量は少ないものの、フルーツへの健康志向も相まって、特定の年代の方や女性には消費量が多いに違いない。それを示すように、新宿の「タカノフルーツバー」でのフルーツバイキングも盛況である3)。
 そのようなフルーツ界ではあるが、実は筆者だけの固定観念かもしれないが、大きな謎がある。それがトッピングである。所謂生クリームはあらゆるフルーツへのトッピングとして君臨するも、チョコレートはバナナのみ選ばれてトッピングされることが多い(いちごもあるかもしれないが、ここは強引にバナナのみとしたい)。ここで、組み合わせのイメージを考えてみる。メロン+チョコレート、あまりないなぁ、りんご+チョコレート、飴はあってもチョコレートはないなぁ、というイメージが定着している。これはなぜであろうか?
 そこで、生クリーム側から考えると、実は生クリームがメインのスイーツはない。てんこ盛りに生クリームがあったとしても、「はい、オーダーがはいりました。生クリームですね。」は聞かない。すなわち、単体ではいまいちスイーツとして弱いのが、生クリームである。一方、チョコレートは「はい、生チョコですね。」というオーダーはありうる。チョコレートは、その点では生クリームと比較して単体でもいけるわけである。一方、フルーツは、どのフルーツであってもそれ自体で単品として成り立つ。いわば主役である。生クリームはフルーツを引きたてるものの、単体では主役になれないことから、フルーツの主役に対して、名わき役とでもいえようか。その一方で、バナナは主役、チョコレートも主役である。主役と主役が同じ舞台で張り合うと、舞台が成り立たない。演劇では熾烈な主役バトルゆえ、観る側とすれば、共食い舞台となる。しかしながら、バナナ+チョコレートはお互いが主役であるにもかかわらず、素晴らしい舞台を演じる。Cookpadにmeiyuinaさんのチョコバナナの画像があるが、皿の上でも見事な合唱を演じるのが、チョコバナナ

図 meiyuinaさんのチョコバナナ4)

である4)。だっからかー、チョコバナナ用チョコレートもあったんだじょーーー。

1) http://karapaia.com/archives/51788955.html (閲覧2018.5.14)
2) https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/245/245975/ (閲覧2018.5.14)
3) https://icotto.jp/presses/3828 (閲覧2018.5.14)
4) https://cookpad.com/recipe/3247065 (閲覧2018.5.14)

… 品々とpdfのページを見る


この記事をシェアできます。