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題名:自動車と潜水艦の融合について –今の時代にこそ実現すべき、007のアストンマーチン化-
報告者:トシ

 人類が1969年に月面に立って以来、一時は開発費の増大などによって沈静化した宇宙開発ではあるが、民政化の勢いも手伝って、イーロン・マスク氏が高らかに火星への移住を掲げたことは、人類の未来に明るい希望を射した。イーロン・マスク氏の講演の基づく論文1)もすでに夢物語ではなく、現実のレベルへと着々と進んでいる。その要約などは文献2)を参照していただければ幸いである。この偉業はイーロン・マスク氏の卓越なる能力に他ならないが、マスク氏だけではなく、宇宙への果てない旅路は、人類の共通の夢でもあり、さもアフリカから旅立った人類の歴史の再燃のようにも見える。このことから、人類の火星への進出は、今まさに目前に迫りつつあり、新たなる人類の旅立ちのステップとなることは間違いないであろう。マスク氏はその意味でいえば、女性ではないものの人類の歴史を飛躍させたミトコンドリア・イブ(現生人類の最も近い共通女系祖先に対し名付けられた愛称3))にも重なる。
 一方、地球の海を見ると、以前は謎であった地球の最深部であるマリアナ海溝の底も、2012年にジェームス・キャメロン氏の偉業により成し遂げられた(報告書のNo.396も参照)。それは、海全域ではなかったものの、技術革新とキャメロン氏の情熱が、人類を地球の最深部なる未踏への世界へといざなうことができた証ともいえる。
 ここで、もはや一般的となった自動車革命に目を向けると、アメリカ合衆国の企業家で、自動車会社フォード・モーターの創設者でもあるヘンリー・フォード氏3)による「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう。」4)という名言の元、当時の技術革新ともいうべき自動車産業が大きく花開き、今では日産のLEAFを代表とするALL電気自動車も実用化された。自動車は、宇宙への進出や海底への探索に先立つものの、今や当たり前となった自動車産業も、フォード氏の当時は大いなる人類の技術革新であったことは間違いない。
 ただし、である。未だまだ、十分な技術革新にないのが一つは報告書のNo.396で示した地底潜水艦であり、もう一つが自動車と潜水艦の融合である潜水自動車かもしれない。特に、007シリーズの映画「007 私を愛したスパイ」に登場するアストンマーチンの潜水自動車(図)にまだあこがれを抱いている方も多いはずであるが、この手の潜水自動車がなぜか今もって存在しない。この映画は1977年の作品であることから、

図 007のアストンマーチン6)

今の技術でもっても十分に実現できそうではあるが、水陸両用車はあっても、明らかな潜水自動車が存在しない。今の時代だからこそ、実現してほしい技術革新ではある。普段は地上、気が向いて潜水。実に素晴らしい。

1) Musk Elon: Making Humans a Multi-Planetary Species. New Space 5: 46-61, 2017.
2) https://www.lifehacker.jp/2017/06/34523.html (閲覧2017.9.29)
3) https://ja.wikipedia.org/wiki/ミトコンドリア・イブ (閲覧2017.9.29)
4) https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘンリー・フォード (閲覧2017.9.29)
5) http://dqn.sakusakutto.jp/2012/03/post_46.html (閲覧2017.9.29)
6) https://plaza.rakuten.co.jp/kurosaurs/diary/201212270000/ (閲覧2017.9.29)



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